1954-05-22 第19回国会 参議院 地方行政委員会 第42号
○委員外議員(岡三郎君) 今の理由を聞くというと、当初予算請求をされた後において、いろいろと検討の結果ですね、その他の理由というものが強く浮んで来て、このような二年の延期をしたというふうに言われておりますが、私が一番疑問に思う、重要に思つておるのは、大達文相自体は教育委員会というものを従来重視されている御発言が多かつた。
○委員外議員(岡三郎君) 今の理由を聞くというと、当初予算請求をされた後において、いろいろと検討の結果ですね、その他の理由というものが強く浮んで来て、このような二年の延期をしたというふうに言われておりますが、私が一番疑問に思う、重要に思つておるのは、大達文相自体は教育委員会というものを従来重視されている御発言が多かつた。
文相自体は最初から一部金が足りなかつたら一部分に出すというお考えはなかつたと推察する。それが現実問題としてだんだん考えて来たところが間に合わないというような事態になつて、その計画に変更を来たしたということじやないかと思う。
そういう意味からいたしまして、文部大臣の今回の学徒ストライキに対する、只今までの説明の大体の方針においては、むしろ賛意を表するものであるのにも拘わらず、学生の政治的團体行爲としてのその行爲を是認して、教育基本第八條と矛盾するかのごとき見解を取つていらつしやる限りにおいては、文相自体の頭脳を三百六十度轉回しない限りにおいては、(笑声)必ずこうした種類の学生運動が、必然的に展開するであろうと、私は心配するものであります
これを、若しもこの禁令を、文相が禁令として置くとなれば、あらゆる学生運動が政治運動へ大いに進出して行つて、そうしてこれが社会的の大運動になつても、それは必然的結論であつて、以前から申上げるように、文相自体が是認しておられる運動であるから、これを遺憾の意を表せんか、絶対罷りならん。私達はこの問題を具体的に限定してお尋ねしているのであります。